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2018.03.13  イギリス・日本・フィリピンが関係した雇用

弊社では、フィリピン人材紹介・就労ビザ・日本滞在などの総合支援業務を行っております。
時々特殊なお問い合わせがあり、調べながら新発見に繋がることもございます。
少々専門的なお話となりますが、経緯も踏まえてお伝えできればと思います。

先日、関西の行政書士の方から弊社へのお問い合わせがございました。
イギリスの人材会社から関西地区の行政書士の方のホームページにまず問い合わせがあり、フィリピン人技術者が関西地区の会社で就労することの手続き全般についてのお問合せ内容でした。
そこで、在日フィリピン大使館のPOLO(フィリピン海外労働事務局)の手続きについては、東京にある弊社(アットコンシェル)をイギリスの人材会社の方にご紹介くださいました。
その後イギリスの人材会社から弊社にお電話があり概要を聞きましたが、イギリス・日本・フィリピンの3ヵ国、入国管理局・在日フィリピン大使館・在英フィリピン大使館・フィリピン海外労働庁事務局など、関連が入り組んでおり、ひとつひとつ確認しなければなりませんでした。
確認項目は下記の通りです。

1. フィリピン人技術者が日本で働く日程計画
2. フィリピン人の現在の居場所
3. フィリピン人とイギリスの人材会社との契約の有無
4. 日本にそのイギリスの人材会社の支社があるかどうか
5. 働く予定の会社は日本に本社があるか
6. フィリピンにも支社があるか

もしフィリピン人がイギリスの人材会社から派遣されるのであればイギリスにあるフィリピン大使館のPOLOに手続きをすることになります。
さらに関係者の方々と情報共有をしないと各々のが別々に行動してしまって後々の処理が複雑になってしまうこともあります。

結論・・・
最初はイギリスの人材会社とフィリピン人が雇用契約をしていると聞いたのですが、結果的にイギリスの人材会社の思い違いに振り回されてしまったようで、弊社の腕の見せ所はなくなってしまったという残念な結果となりました。
と言うのも、フィリピン人技術者が日本の会社のフィリピン支社からの転勤となっていて既に手続きが終了していたこと。つまり「企業内転勤ビザ」で就労すること。このビザの場合はPOLOへの提出書類は必要ありません。
多分イギリスの人材会社経由で日本の会社のフィリピン支社と雇用契約をして、日本で短期就労という事になったのでしょう。詳細は弊社には関連ないのでこれ以上は聞けませんでしたが、いろいろ学ぶところがございました。

POLO: Philippine Overseas Labor Office
フィリピン大使館にある就労事務局で各国にあります。

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