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2015.08.21  クラーク1【フィリピン取材記Part1-12】

アンヘレスの隣がクラーク経済特区 (Clark Special Economic Zone) です。旧アメリカ空軍基地でしたが、1991年に返還された後に経済特区として再開発された地域で、現在はアメリカ、韓国、日本などの企業が進出しています。

クラーク国際空港は現在のところ日本の航空会社は乗り入れていません。韓国経由で到着すればアンヘレスのホテルまでは30分以内に到着です。しかし羽田や成田からのトランジットなのでかなり時間がかかるようです。成田または羽田〜マニラ経由で、マニラからは車で2時間です。夕方の交通ラッシュに巻き込まれる前に移動しないといけません。さもないとすごい事になります。

クラーク1【フィリピン取材記Part1-12】

マニラの空港も手狭だし、クラークもまだまだ未整備です。でも日本政府が積極的にこの地域開発に参加するようになると、改善されるのではと期待しています。

経済特区については Nikkei Asian Review がフィリピン特集していて、推移を記載しています

クラーク1【フィリピン取材記Part1-12】

ちなみにフィリピンと日本の関係は秀吉の頃、呂宗助左衛門(ルソンスケザエモン)とか、キリシタンの高山右近が没した日本人町も有名です。

先の大戦では第日本帝国が占領し、神風特攻隊が飛び立ったところです。

さらに時代が進むとベトナム戦争中のアメリカ空軍の出撃地でもありました。

そしてピナツボ火山の噴火でクラークにも火砕流が押し寄せ、基地も被害を受けました。その後フィリピンは米軍基地の再使用は認めず、米軍撤退となった訳です。その代わりに経済特区ができました。この方法、沖縄にも適用できると良いと思います。

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