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フィリピンの日本語学校【フィリピン取材記Part 5】

フィリピンの日本語学校の現状レポート

フィリピンの日本語学校の方々の写真

フィリピン人の日本語熱を確かめようと今回、知人の紹介でマニラに数ある日本語学校の中でも評判の良いと言うPJ LINK Language Centerを訪問してきました。
代表の藤田さんのご案内で介護士、エンジニア、企業委託の奨学生の金の卵の勉強風景をクラスの中に入り肉声と熱気を感じてきました。






フィリピンの日本語学校の写真

この4人の方たちは企業委託の奨学生です。日本では早朝勤務もあるそうです。

寒い冬では大変でしょうけれど、このスクールで学んだ気力で頑張ってほしいですね。

レッスンは少人数で、順番はすぐ回ってきてしまいます。先生は日・英・タガログ語を流暢に操りながら、生徒たちと和気あいあいと授業を進めていました。


フィリピンの日本語学校の授業風景の写真

こちらはフィリピンの大卒エンジニアも来日前の日本語特訓を受けています。初歩からスタート後半年足らずで、ほぼ日本語の基礎をマスターされています。クラスでは「牛若丸」の話を声優になったつもりでカラス天狗とか五条の橋の上の弁慶など、一人何役もこなしていましたよ。聞き入ってしまいました。

この方たちの雇用主企業様は既に何人もフィリピンの方を採用されており、2019年度も引き続き新卒採用試験を実施。例年通り着任前日本語研修を継続されていますが、今年からPJLINK様にご依頼変更されてこの成績です。


フィリピンの日本語学校の初級クラスの授業風景の写真

次は介護実習生として日本に渡る方たちの初歩の日本語クラスです。身近なコトバではありますがテレビ、エアコン、ラジオ等、日本語化した英語を覚えていました。TV, Air conditioner, radioと言ったら日本では通じませんから苦労しますね。でも彼らは素直に受け止めて練習に励んでいました。






PJ Link Language Center(日本語サイト)
PJ Link Language Center(英語サイト)

こちらの学校には様々な経歴を持つ先生がいらっしゃいます。学生さんのニーズに合わせた授業をされています。
また日本人のための英語のクラスとタガログ語クラスも開設されています。マニラ駐在の方とそのご家族が受講されているとのこと。TESDA認定校でもあります。
個人向け、企業向け、グループ、マンツーマン、講師派遣など目的に応じたクラスを組んでいます。詳細はウエブサイトをご覧下さい。

TESDA ... The Technical Education and Skills Development Authority(フィリピンの専門的教育と技術の向上機関)

PJ Link Language Centerは、特定技能制度における日本語教育認定校として国際交流基金(Japan Foundation)策定の日本語基礎テスト対策も行っております。


訪問後記

過去20年ほどフィリピンの方と接してきましたが、最近の日本語習得者のレベルアップが顕著です。来日前には既に日本語検定のレベル5や4を取得しています。読み書き、話す、聞くの総合能力を備えています。以前はフィリピンの方は日本に来てから少しずつ日本語を使ってみるという状況でした。文字を書くのは苦手の様でしたので格段の進歩を今回あらためて感じ取りました。

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